いなかで空き家活用に関する仮説とその誤算


僕が空き家に目をつけたのは2015年で、そこからシェアハウスを運営したり、家を買ってDIY改装したり、様々な形で空き家活用を行ってきました。

満を持して(←良いように言い過ぎ。笑)南丹空き家再生プロジェクトを開始したわけですが、やる前に僕が立てていた仮説がいくつかありました。しかし、やってみてほぼ全て間違いだった事に気づいたという話をしていきます。

 

仮設①いなかでは空き家問題が深刻化。多くのオーナーが借り手を求めている。

→空き家問題が深刻化していると思っているのは、一部の人と行政だけ。別に空き家を放置しても今すぐ問題になるわけじゃないと思っている。確かに空き家は多いが、貸す気がないオーナーばかりで市場にはほぼ流通しない。

 

仮設②多くの空き家オーナーは「いづれ何かしないといけない」と思っている。

→これは確かにそうだが、その「いづれ」はまだまだ先の話と思っており、危機感を感じてもらえるように試みてもあまり意味はない。空き家の活用というとどうしても綺麗なゲストハウスやカフェなんかを想像し、まだまだ民家への転用を考える文化が浸透していない。

 

仮設③空き家を貸さない理由(仏壇がある、盆と正月は帰省する、物置として使っている)を1つずつ潰していけば貸してもらえる。

→貸さない理由は物理的な問題というより、心理的な問題(他人に家を貸すのは嫌、隣近所と上手くやっていける人じゃないと無理、子育て世代限定)の方が大きい。移住者も誰でも良いわけではなく、終の棲家を探している人より若い夫婦を望む傾向にある。

 

仮設④結局いなかで空き家を貸してくれる人はいない

→います。知人で毎月の様に空き家と借り手をマッチングしている人がいます。空き家がないのではなく、市場に出回る前に信頼の置ける人の間で契約が成立し、移住者のように何のコネもなく新しく街に来る人までなかなか空き家が回ってこないだけです。

また賃貸の場合、その後のメンテナンスなどを嫌がり、多くのオーナーは売買を希望するが、田舎で過ごそうとするほとんどの人は生活コストの削減を考えているため、オーナーが考える売価と隔たりがあり、なかなか高額な案件は契約成立しない。

 

とざっくりこんな感じです。

ほぼすべての仮説が間違えておりました。笑

そんなもんです。

 

仮設をある程度検証できたので、これから現実とのギャップを埋めていく作業をしていこうと思っています。

また④の知人のように信頼の置ける人になり、空き家といえば「南丹空き家再生プロジェクト」にお願いしようというポジションを確立したいとも思っております。

 

道のりはまだまだ険しそうです!


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mitsu

空き家再生人。京都や神戸での空き家再生の経験を活かし、南丹市でも活動中。2021年9月までに10軒所有が目標。(2020年8月現在は5軒)

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