初の物件売却と近況の話。


僕が初めて物件を購入したのは2016年でした。

2階の一間

3Kの小さなテラスハウス(いわゆる長屋)で地下鉄の駅から徒歩4分という好立地。1階に自室とリビングを作り、2階の2室で民泊やシェアハウスを営みながら、その後は借家をしていました。

 

やはり1軒目なのでかなり思い入れはあります。自室といっても簡単な間仕切りのみなのでリビングに人がいればプライベートはほぼ0。隣のテレビの音も、夜のにゃんにゃん声も丸聞こえ。それでも自分の城が持てたみたいですごく嬉しかったのを覚えています。知人と頑張ってDIY(と言っても当時はスキル0だったのでゴミ捨てや解体がメイン)して3ヶ月で仕上げました。暑い中クーラーもなしでよく一緒にやってくれたと思います。最近あまり会えていませんが、奇跡的に読んでくれていたら「ありがとう」と伝えたいです。そして格安でこき使ってごめんなさい。。。

当時の様子

格安といえば最近仕事をお願いしている職人さんには(自分で言うのもなんですが)けっこう支払っています。(直請けなので)いや、支払っているつもりです。やはり仕事をしていく上で協力者は必須で気持よく仕事して欲しいからです。あとは自分でもある程度改装できるようになり、専門分野の難しさがよりわかるようになったからです。自分一人でできる事は本当に限られています。

 

とはいえ誰かと中途半端に組んだりして、その後大やけどというか悲惨な状況になったり自然消滅するのも世の常なので、一人黙々と仕事することも時には大事です。矛盾してますが、矛盾をいかに受け入れ、変わり続けることが継続する唯一の方法だと思っています。

 

売却でいくらかのまとまった現金(といっても購入と改装費を差し引くと、、預金に少しだけ利子がついて返ってくる程度)と安月給ぐらいの家賃収入(滞納・3末退去予定・空室ありのトリプルパンチ付き)とたまにくる簡単な木工製作仕事が現状です。レベルの低い人間なので「まあ死なない程度の生活ならできるな」っと分析しています。自由な時間は死ぬほどあります。(でも先月はガス管が破裂して修繕工事でまたお金かかりました。古い物件つらい。。。)

古いガス管

今後も空き家再生の件数を増やしていきたいのはもちろんですが、「質」にも拘っていきたい、つまり空き家をただある程度キレイにするのではなく、意図を持って、よりよい状態にしていきたいと考えています。コスト意識を持ってそれなりにキレイすることももちろん大事ですが、もっと質も上げていきたい。毎回言うてるのでそろそろ現実化させたい。

 

前置きが長くなりましたが、っということで南丹・亀岡・丹波篠山エリアで絶賛空き家情報を募集しております。私個人は床を張ったり、壁を直したりしかできませんが、電気ガス水道などに関しては協力してくれる専門家がおりますので大概の物件は再生可能です。予算としては無借金の小さな小さな個人事業なので数百万規模しかありませんが、次の世代にきちんと引き継いでいけるように再生していく所存です。

本当に月並みですが、家は誰かが使ってはじめて家としての価値を発揮できます。これまたよくある文言ですが、家は使わないと朽ちていく一方です。こういう当たり前のことを言っても誰の心にも響かないことはわかった上でそれでも言う、つまり言い続けることが一番大事だと最近は思っています。

before

after

何かの本のタイトルで「人は自分が期待するほど自分を見てくれていないが、がっかりするほど見ていなくはない」みたいな名言を見かけたことがありますが、まさにここで一度書いたぐらいでは誰も見てくれていないでしょうから、これからも事ある毎に「空き家使わないともったいないですよ」っと配信していこうと思います。最後まで読んで下さり、ありがとうございました。


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mitsu

空き家再生人 2016年京都市内にて開始 再生実績 : 10件(サブリース含む) 得意分野 : 床張り 対象エリア : 京都、亀岡、南丹、丹波篠山、神戸 空き家情報絶賛募集中!

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