先日、京丹後市で空き家再生を生業にしている方に会いに行ってきました。
その方は改装した古民家に住んでいます。
当然新築ほどのお金はかからず
月4−5万 × 10年
程度のローンだそうです。
すごく素敵な家でした。
日本では特に新築に対する信仰がすごくあります。
35年ローンで月々8−10万の返済
が一般的ではないでしょうか?
海外かぶれするつもりはありませんが、フランスでは築100年のマンションなんてのも当たり前で、むしろアンティークのように価値が上がったりもするそうです。
もちろん地震大国である日本で同じような考え方は出来ません。
でも冒頭の京丹後の方のように古民家を改装し、新築に比べて費用を抑え、浮いたお金で海外旅行を楽しんだり、家族での時間を大事にする
そんな生き方も素敵じゃないですか?
僕は奨学金を借りていてずっと返済してきました。
1.5万円×10数年で来月ようやく終わりますが、なんか借金があるというのはどんなに少額でも大変です。
知人で結婚し、35年ローンで新築の家を買い、返済のためやりたくない仕事も続けざるを得なくなり、ずっと元気のない人がいます。安らぎを求めて買った家に縛られ、がんじがらめにされているのを見るのはとても辛いです。
35年ローンを全否定したいのではなく、終身雇用で年功序列だった以前であれば思考停止でみんな借りてるからとりあえず借りようという考え方で良かったかもですが、今は時代が違います。これだけ労働流動性が高まり、先々が見えない中、前時代のように「とりあえず」借りるというのは危険だと思います。
これまた知人の話ですが、5年ほどマンションに住んで、今売ればちょっと+になるので戸建への住み替えを考えている人がいます。この方のように家を資産として、資産運用の考え方を持つことが大事だと思います。
35年ローンと同じくらい
古民家を改装して、自由な生き方をすることを一般的にしていきたくて、空き家再生を仕事に選んでいます。
mitsu
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