「空き家の購入を考えていますが、何に注意すべきでしょうか?」
という質問を何回も頂いてきた。数十回は軽くある。
大変厳しい言い方をすると大前提として、まずこの質問をする時点で辞めといた方がいいです。
そんなもん、物件によります。
そして残念ながら、質問者の中で実際に空き家を買った人、改装を始めた人は1人もいません。(今のところ)
何も始めていない状況で質問すると変な情報が入り、「やっぱり難しいんじゃないだろうか?」と不安だけが募り、結局やらないという楽な選択に流れていくんだと思います。
何事でもそうですが、やると決めたらやるしかないし、何とかなるもんです。
なので今後はこのざっくりとした質問は答えれば答えるほど、空き家再生が進まない一因になりかねないので、本ブログを最後に答えないことにします。
(ホントはツイートのネタになるから答えたいんですけどね。。)
前置きが長くなりましたが、今回のブログでは僕が今まで購入した2軒の物件について書いていきます。
(注意すべき点というよりは、なぜこれらの物件を買ったのかという理由がメインです)
①京都山科の物件 (2016年7月購入)
・京都市営地下鉄東西線 東野駅から徒歩5分
→何と言っても好立地がポイント。同じ駅からもう少し離れた物件でサブリースのシェアハウスをやっていたので、実績もあり、この立地なら確実に客付ができると判断。
・2連棟のテラスハウス
→再建築不可物件だが、隣ももし購入できれば一軒家として価値が上がると考えた。
・格安だった
→乗用車くらいの値段。(Twitterやブログのどっかに値段書いていたと思うので気になる方は探してみて下さい)
その代わり水回りが全部ダメ。一緒に見に来てもらった先輩Diyerに「これは直せるよ」と協力を確約頂き、購入に踏み切れた。
・雨漏りしていたが広範囲ではなかった
→瓦が一枚割れているだけで後は大丈夫だったので簡単に直せると判断できた
②神戸垂水の場合 (2018年6月購入)
・破格だった
→これもどこかに書いてます。例えると、、中古の軽トラぐらいでしょうか?トイレも水洗で雨漏りもなし(購入後に結局雨漏りしたけど)残機物は死ぬほどありましたが、それでも価格が魅力的だったので買わない選択肢はありませんでした。
・丸々2ヶ月位スケジュールが空き、何かしないとただのニートになりそうだった
→築古DIY不動産投資家の必須条件は「暇」ということです。
・先輩Diyerに「手伝ってあげるよ」と言われたから
→家の傾き、サッシの取り替え、水回りの修理などとても1人では出来ませんでした。助けてくれる仲間あってのことです。
どちらの物件にも共通することですが、僕が「決断した」というより協力者の後押しで「決断できた」という方が正しいです。
ここまで書いてて、おそらく皆さんが知りたい事とは違うかもしれないですね。。
本音言うと書き様がないんですよ。。
・雨漏りの有無(あったとして、具体的な場所は特定できているか)
・屋根に上がれるようなベランダがあるか(脚立で上がれなければ足場を組む必要があり、高額となる)
・外壁の塗料の剥げ方
・家の傾き
・サッシが閉まるかどうか
・トイレが水洗か(くみ取りから水洗に変えるなら50万は必要。簡易水洗などの手もあるが、臭いでクレーム来ることが結構ある)
・キッチンとお風呂の広さ
・住宅密集地なら隣近所に迷惑かけないか
・動物が出入りするような穴や隙間はないか
・ゴミを捨てる場所があるか(衣類などはリサイクルで無料の場合がある。自治体により処分費用にかなりバラつきがあるので考慮が必要)
近くに、、
・ホームセンターがあるか
・優良な専門業者(電気・ガスなど)がいるか
・コンビニはあるか(トイレが工事中なら使えないため)
・駐車場はあるか
・車を停める場所はあるか(資材を運ぶ時、駐車場はなくても道に少し停車できるか。奥まった場所にある再建築不可物件なら車からおろして資材を運ぶだけでかなりの時間を取られるので)
などなど今思いつく限りでもかなりあります。
こんなもん全部考慮してボロ家買うなんて不可能です。
優先順位は状況によって変わります。
ただ確信を持って言えるのは
最優先すべきは
先輩ボロ家投資家と繋がることです。
金払ってでも無理矢理にでも一緒に来てもらい、見てもらいましょう。
素人がいきなり自分一人で全部やろうとしても高確率で挫折します。
「でもそんな人とどうやって繋がれば、、、」
→SNSがあるでしょ。
「でも信用できるかどうか、、、」
→そりゃ投稿内容で判断して下さい。
とにかくやってみるしかないという月並みな結論です。
mitsu
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