コミュニティ運営を5年で休止した理由。


実は僕は2014年3月にKyoto Free Travelという任意団体を立ち上げ、外国人観光客向けのボランティアガイドをしておりました。英語ペラペラというのが唯一の自慢です。今現在は諸般の事情により休止中ですが、またいつか再開したいと思っています。

 

・5年間の運営の流れ

・コミュニティ運営を行ってみて、学んだことや楽しかったこと

を書いていきます。

 

田舎には様々なコミュニティがあり、今現在コミュニティを運営されている方やこれから運営しようと思っている方の参考になればとても嬉しいです!

 

※いつものブログと違い、少々長文です。

※コミュニティ運営という切り口で書いていきますので、ガイドの内容などは割愛します。

 

①とりあえずアイデアを出す

 

始まりは2014年3月。

当時サラリーマンだった僕は典型的なダメ営業マンでした。ホント仕事できないクソ野郎で、そのくせ将来独立するんだっと意味不明に意気がっていました。マジで痛いヤツです。仕事が面白くなく、何か自分で小さくてもいいから始めてみようと思い、前々から興味のあった英語関連でなにかやろうと思い立ちました。海外に住んでいた時、地元の人に優しくされたことがとても嬉しかったので、日本に来る外国人に日本を好きになってもらえるような何かを企画できないかなーっとない頭を絞って思いつきました!

 

 

「Free English Guideというボード持って観光地に立ってたら外国人に話しかけられるんじゃねえ??」

 

自分がバックパック旅行でフィリピンの安宿に泊まった時、僕の予定も聞かずに「明日9時に受付集合な」っと頼んでもないのにガイドしてくれたおばちゃんのツアーがめちゃくちゃ面白くて、いつか日本で同じようなことやりたいなと思っていてました。

 

コンセプトとしては、

僕ら日本人は京都や日本の情報を外国人に教える、その代わりに外国人は僕ら日本人に英語やその他外国語を使う機会を提供する。観光を通じたランゲージエクスチェンジです。

 

②告知方法を考える。

 

HPに詳しい知人に協力してもらい、HPを作りました。同時にFBページも作りました。

HPは1年ほど頑張って更新していましたが、面倒になり、その後はほぼFBページのみの運用となりました。

 

③仲間を募る

 

海外で働いた経験のある人と海外で働いてみたい人を繋げるイベントを知人が主催しており、そこでガイド活動の告知をさせてもらいました。その時にすごく行動力のある国際交流好きの方と繋がることができ、一緒にガイド活動をすることになりました。

 

ありきたりな言葉ですが、

「旗を上げれば誰かが賛同してくれる」

です!

 

④実際に活動する

 

週1くらいのペースで観光地に立って、外国人をナンパしてました。外国人と話すのがとても好きで、同じような考えを持っている日本人の方と一緒に活動するのはとても楽しかったです。

思い出深いガイド話は山ほどありますが、写真のみでお楽しみ下さい。

 

、、、っと言いたいところですが、どうしても書きたくなったので一つだけエピソードを!

写真のメキシコ人をガイドした時のことです。

ちょうど桜のきれいな4月でした。

 

清水寺で出会い、八坂神社から円山公園に向かって歩いていた時、花見をしている日本人の団体がいました。

メキシコ人は東京にいた時、花見をしている日本人を羨ましく見ていたそうです。

なんせメキシコには綺麗な桜はなく、外でお酒を飲むことも禁じられています。

でも自分たちは外国人でしかも写真のように強面。笑

日本人の中に入って行くことが出来なかった。

 

そこで僕は

「じゃあ、今そこで一緒に花見しよう」

といい、円山公園でしばしビール片手に夜桜を見ていました。

しばし花見を楽しんだ後、別れ際に

「日本で一番の思い出になった。

本当にありがとう」

と言われ、鳥肌が立ったことを今でも覚えています。

 

だって僕からしたら何も大したことしてません。

ただ一緒に花見しただけ。

でもそれが彼らにとってはかけがえのない経験になった。

 

自分のただ好きなことでここまで誰かに喜んでもらえるなんて、、、

これが仕事になれば最高やん!!

って心の底から思いました。

 

 

⑤利益を得る

 

ガイドは最高に楽しかった。

でもお金にはなりません。

というかしたくありませんでした。

だって僕が海外で楽しかったのは「無償の善意のガイド」です。

そこでお金を取っては自分の中で意味が無い。

じゃあどうやってお金を稼ぐのか??

 

思いついたのがイベント企画でした。

こんな感じで電車を貸して切って、国際交流パーティを行いました!

一発目なのでまあ収支トントンくらいになればいいかなっと思っていましたが、

なんと50人規模の集客に成功し、大盛況!

スタッフも7-8人集まり、そして中にとても顔が広い人がいて、半分以上集めてくれました。笑

料理も作ってくれる方がいて

人を集める人もいて

当日の進行を手伝ってくれる人もいて、、

 

ホントほぼ僕の力ではありませんでしたが、大盛況で利益もそれなりに出ました。

 

⑥継続する

 

1発目のイベントで味をしめた僕は

「今回5万利益が出たからこれを毎週やれば、5×52で260万。とりあえず俺1人なら生活できるやん!!」

と超絶に安直な発想のもと、2回目のイベントを企画。

 

 

 

結果は、、、

 

 

 

 

そうです、皆さんの予想通り。

大失敗。

 

全く人が集まらず、1回目の利益がパー。。

あー、世の中甘くないな~

 

⑦ビジネスコンペに出る

 

その後はガイドをやったり、たまに小規模なイベントをやったりしながら、次の展開を考えておりました。

そんな時、Facebookで偶然目にしたのが「ドリームプラン・プレゼンテーション京都大会」の告知!

京都劇場で1000人の観客の前でプレゼンできるというのに惹かれ、即エントリー。

こんな感じの客席で

こんな感じでプレゼンした結果

こんな感じの賞を頂きました!!

 

この賞の効果としては

 

・ガイド希望者の増加

・国際交流の専門家として講演の依頼(有償)

・脱サラの最後の一押し

・親を招待したことによる親孝行と脱サラへの理解

・現在、日吉町胡麻で改装している物件のオーナーさんと繋がる

 

などがありました。

 

⑧利益を考えず、好きなことをする

 

ビジネスコンペで賞をもらったものの、これは正直、志や社会貢献性が評価されただけでビジネスとしては全く機能していませんでした。でもやっぱりガイドが、国際交流が好きだったので、活動は続けていました。

 

⑨結局、利益を得ることから逃げ、疲弊してしまう

 

その後も本当に楽しく活動していました。Facebookで作ったグループにも200名余りのガイド希望者が登録して下さり、常時3−5人は参加してくれるまでになりました。気の合う仲間と、大好きな国際交流活動。印象的だったガイドを書けば、おそらく永遠に書き続けられます。4年半やっていたので、数えてはいませんが200-300人はガイドしたと思います。

 

今写真を見返してもホント楽しくて、またやりたいなーって思います。

でもやりません。

 

理由は大きく3つあります。

 

1,利益を追求しないといけない

3食食べて、税金払って、年金払って、保険払って生きていく必要があります。今は不動産収益+協力隊の給与も頂いているので困窮しているわけではありませんが、給与なしだとまだ正直きついです。だから1円にもならないガイド活動より、お金を稼ぐことを考える事のほうがはるかに優先順位が高いです。お金を産まないガイド活動をすることにいつしか負い目を感じるようになりました。「遊んでいる暇があればお金稼ぎなさい」っともう一人の僕が囁いてくる感じです。

 

2,ガイドでお金を稼ぎたくない

いやいや、何言ってんの?と思われるかもですが、やはり僕のこだわりとしてはガイド活動ではお金を得ることをしたくありません。なんせ原点が無償のガイドですから。でも極論言えばYoutuberになるとか、ボランティアガイド100万人集めてプラットフォーム創るとか、ガイド自体は無償でも今の時代はいくらでもマネタイズ出来ます。ただ僕にはその才能と根気がありませんでした。

 

3,徐々にコミュニティが「なあなあ」になってきた

元々、ゆるーく活動していたという事もありますが、なんとなーく「なあなあ」になってきたなと感じました。これは100%主催者である僕の責任です。明らかに暇だから来ました、無料だからとりあえず参加してみましたっという人が増えてきました。年配の方に「もっとこうした方が良い」などの頼んでもないアドバイスを受ける度に正直げんなりしていきました。お金払ってくれているなら口出しする権利はありますが、ボランティアで運営しているので、正直面倒でした。当初のコンセプトである観光を通じたランゲージエクスチェンジが浸透せず、ほぼ日本語だけを話している人なんかも出てきてしました。

(多分こう書くと、「え、私の、僕のことかな?」と思われる方が出てきます。大丈夫です、そう思える心があるならあなたの事ではありません。そもそもゆるい繋がりを創ったのは僕なので自業自得なんです。)

 

一時は少し会社っぽくガイドリーダー的な人を育てるというか指名しようかなっと思ったこともありましたが、そこまでリーダーシップを発揮できるような人が中々見つからなかったり、そもそもゆるいサークル活動だからこそ参加しているので、そんな事言われても困るというリアクションだったので断念しました。

 

やっぱりせっかく日本に来てくれた外国人に日本を楽しんでもらいたい、そう思ってくれる方に参加してもらいたいんです。

 

最後にこれからコミュニティ運営を考えている方に僭越ながらアドバイスを!

 

1,やりたい事を始めれば必ず仲間に恵まれる

 

あなたがやりたいと思っていることがあれば他にもやりたいと思っている人が必ずいます。人生やったもん勝ちです。とりあえず始めれば最高の出会いがありますし、学びもあります。

 

2,自分より優秀な仲間を持つこと

 

これ鉄則です。リーダーシップを発揮し、自分にできないことが出来る一芸に秀でた仲間を集めましょう。僕の場合、友達が少ないので友達の多い人にガイドやイベントの勧誘をしてもらい、料理が下手なので料理のうまい人にイベントで提供する料理を作ってもらい、自分より語学に長けた人にガイドに来てもらい、自分より京都に詳しい人にガイドに来てもらいました。やらしい言い方ですが、「能力は高いが主体性は低い人」が一番狙い目です。笑

 

3,コンセプト(理念)を浸透さすべし

 

「日本に来てくれた外国人に日本を楽しんでもらい、日本人は語学力の向上も目指す」のがガイドのコンセプトでしたが、上述したような結果になってしまいました。僕がコンセプト伝える努力を怠ったためです。

 

4,目的のない組織は(長くは)続かない

 

一番はお金を稼ぐ事ができていれば、それが目標になり、目的やモチベーションにもなり、継続できたと思います。他にも同じ目線で同じ志を持つ人ばかりだったら、、っと思います。

 

、、っと長々と書きましたが、要はお金を稼ぐ事ができなかったし、向き合うこともしなかったっという点に尽きます。無料で楽しくコミュニティ運営してもいつか疲弊する時が来るので、最初からちゃんとお金が回るような仕組みを作んないと、お金を稼ぐことに向き合わないと、続かないよーって事が言いたいだけです。

 

今後は今やっている空き家運用できちんと利益を出し、独り立ちできたら、国際交流関連の何かをまた再開しようと思います。それをモチベーションに頑張ります。

 

好きなこと

お金を稼ぐこと

を分けて追求する。

 

そんな人生を歩んでいこうと思っています。

 

(今のところはー)


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mitsu

空き家再生人。京都や神戸での空き家再生の経験を活かし、南丹市でも活動中。2021年9月までに10軒所有が目標。(2020年8月現在は5軒)

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